2003年

たくの皮膚の状態が悪く体の毛も沢山抜けてしまったので
ASCどうぶつ皮膚病センターへ行く事になりました。
ここの病院はじっくり時間をかけて話しをしてくれます。
皮膚病は判断が難しいそうでカウンセリングもしながら治療を行います。

たくの場合血液検査で甲状腺機能が低下している事が判明。
T4(甲状腺ホルモン)の数値が1.1でした。
甲状腺のお薬チラ-ヂンを飲む事になります。
お薬は様子を見ながら徐々に上げていきます

T4の数値の変化
3月18日 1.1
4月8日 1.2
4月22日 1.7
6月3日 1.8
7月22日 2.7
9月30日 2.2
10月28日 6.3


薬の成果で数値が上がっているのが分かります。
しかしたっくんの皮膚の状態は変わらず毛も生えてきませんでした。
毛が生えるか生えないかは毛根が生きているか生きていないかにあるということ。
先生と話し合った結果、命に関わる問題でなく毛にこだわる事も無ければ
とりあえず現状維持で様子をみることになりました。
本当はツルツルになった体の毛が生えて欲しかったけど
通院するうちに毛が無くても生きていける!と言う気持ちに変わりました。

そしてたっくんの場合甲状腺の問題の他に精神的な問題もありました。
我が家にはたっくんの他に2ワンいるので
どうしても全員に同じだけかまってあげることが出来ません。
この時我が家でたっくんが1番後回しになっていました。
いつも♀達に遠慮して我慢していたたっくん・・・
体を思いっきり掻いていると皆が「たっくん掻いちゃダメ!」と注目します。
しかられる事でもいいから注目されたいあまりに体を掻いていた部分があったのです。
現に通院を始めてたっくんにかまってあげれる様になってからたっくんは変わりました。
病院でもガルガル犬に変身していたのに、すぐに大人しくてイイ子に診察を受けられるようになり
表情も変わってきて皮膚も大分落ち着いてきました。
犬は一生学習する生き物、と言われたけど本当だな〜と思いました。

通院中のたっくん

現在たっくんは体の毛はありませんがお顔と頭の毛を伸ばしています。
顔の毛をとかしてあげて、頭のリボンを結んであげています。
これが本当に良いスキンシップになっています。
たっくんの精神状態も落ち着いています。

皮膚病には様々な理由がありますが
人間と同じように精神状態も大きく影響してきます。
多頭飼いのワンちゃんがいるおうちではみんなに愛情が行き渡っていますか?
誰かが我慢をしていませんか?
シーズーはとても頭が良いのでちょっとした事でも気がつき
そしていつも飼い主の事を見ていて気にしているそうです。
たまにマンツーマンでお散歩に行ったりしてスキンシップをはかってあげてくださいね。

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